千葉市 集団生活を始める前に知っておきたい感染症

千葉市

沫感染の予防~集団生活を始める前に知っておきたい感染症~

2018年2月25日にBS日テレで放送した番組「感染症の予防~集団生活を始める前に知っておきたい感染症~」の内容を再編して映像ニュースとしてお送りしています。

【感染経路の種類】
千葉県千葉市にある、医療法人おおた小児科 太田文夫氏(おおたふみお)先生に感染症の感染経路について伺いました。

太田先生
「病原体によって、どこからどのように体の中に入るかという『感染経路』が違います。「空気感染」「飛沫感染」「接触感染」「経口感染」があって、それぞれ予防の仕方が異なります。」

 

【飛沫感染とは?】
太田先生
「これも、咳、鼻水、くしゃみ、会話をした際に、口から飛ぶ病原体が含まれた小さな飛沫・・・これを吸い込むことで感染します。飛沫が飛び散る範囲は1~2メートルとされています。しかし、保育園でお友だちと遊んでいる時は、だいたいそれより近い距離ですよね。」

今回はその4つの感染経路「空気感染」「飛沫感染」「接触感染」「経口感染」の中の、「飛沫感染」についてお送りします。

 

【飛沫感染の予防】
東京・府中市にある、東京都立小児総合医療センター。感染症に詳しい堀越裕歩(ほりこしゆうほ)先生に飛沫感染の予防について伺いました。

堀越先生
「主に咳やくしゃみに伴って周りに飛び散るのが飛沫感染ですので、そこを飛び散らないようにするには、咳をするとき、あるいはくしゃみをするとき、とっさにこう防ぐ…これを咳エチケットと言います。
やはり口や鼻の周りを肘の内側でこういう風に防ぐというのが有効です。ハンカチ、あるいはタオルで防ぐのも同様に有効だと思います。
マスクはできる年齢であれば、マスクも周りに撒き散らさないという意味では非常に有効な方法だと思います。
素手で押さえてしまった場合には手にウイルスや菌などがついてしまいますので、その後は手をしっかり洗うというのが大事になります」

また、家庭での感染症の予防も重要です。

堀越先生
「大人ではそんなに重症にはならない風邪のウイルスでも小さなお子さんでは重症化する事もありますので、普段から家族全員で感染対策をするというのが大事になると思います」

【飛沫感染する主な感染症】
インフルエンザ、風しん、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、百日咳、咽頭結膜熱、RSウイルス感染症など
【飛沫感染の予防】
・咳、鼻水、くしゃみ、会話の際の飛沫などから感染する
・かからない、うつさないためには飛沫を飛ばさない工夫を(咳エチケット、マスクなどで予防)
・家庭内での感染にも気をつける

次回は、「接触感染」についてお送りします。

 

本日、千葉市美浜区黒砂台自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて

千葉市中央区亥鼻千葉大学医学部附属病院に

通院治療をされ戻りました。